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2009.08.19

8月19日:2003年と2009年

きょう、バグダッド中心部で政府機関の建物を狙った6発の爆発事件

(自動車爆弾と迫撃砲によるものと思われる)が起き、現時点

(現地時間19日23時台)で死者95名、負傷者600名以上とも伝えられている。

同じく8月19日と言えば、6年前にはバグダッドの国連事務所が

自動車爆弾による攻撃を受け、22名が亡くなる事件が起きている。

たまたま同じ日だっただけで、6年前と今の事件に関連はないのだが、

6年経ってもなお、この様に高度に組織化された攻撃に見舞われている

バグダッドの状況に大きな不安を覚える。

ジャーナリストでない私はきょうの事件の犯人捜しの分析をする器では

ないが、6月30日に米軍が市街地から撤退して以後、最大級のこの攻撃には、

現イラク政府の治安維持能力に対する挑戦の意味が込められていることは

確かかと思う。

来年1月に予定されている国民議会選挙を前に、現政権に対する対抗勢力が

マリキ首相の指揮下にある現イラク政府の治安部隊が治安を維持する能力が

ないことを見せつける意図で起こした事件だと、とある解説者はTVで説明

している。

何より悲しいのは、事件の犠牲者が運び込まれた病院が手一杯で、これ以上

病人の受付ができないと悲鳴を上げているというニュースが伝えられている

ことだ。

イラクではまだまだ不十分ながら病院の能力を上げることはできる。

しかし、もっと必要なのはこれ以上、爆破事件の犠牲になり担ぎ込まれる

人々が出ないようにすることだ。それは私たちのような第三者が外から

見ているだけでは実現できない。

本当の意味での国民融和を実現して、暴力に訴える者どもの立ち入る隙を

無くさなければならないのだが、そのような政治的な意志がいつになったら

現実になるのか...

【6年前のバグダッドも暑かったけれど、6年後のアンマンも暑いです。

 その灼熱の中で、バグダッドの人々に直接の手が届かないもどかしさを

 感じつつ。】

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