« 88年8月8日は? | トップページ | ライラ・アルカドル(2008年)と帰国と »

2008.09.02

ラマダン月のはじまりに...

ヨルダンでは9月1日からラマダン入りしました。
8月31日の夜に発表があって翌朝から...という次第。

その9月1日にイラクではアンバール県の治安権限が米軍からイラク治安部隊に
移管されました。

報道を見る限りでは、

「6月末の移管予定が悪天候により延期されて2カ月遅れ、しかしいずれにしても
これでイラクの治安改善も一里塚を迎えた。治安改善は歓迎すべき動きだ。」

と言ったところでしょうか。

しかし、何事も額面通りに受け取ることができないのが実情です。
確かに悪天候(砂嵐)があったけれども、同じく悪天候を理由に式典を延期した
ディワニーヤでは、1週間以内の遅れでその後治安権限は移譲されました。
ではなぜそれがアンバール県ではできなかったのか?

地元の部族とスンニ派政党、そしていわゆる「覚醒委員会」が一枚岩ではなく、
移譲された治安権限をどこが受け持つかについて、内輪揉めが続いていた
からです。

今回、治安権限が移譲されたと言っても、内輪揉めが根本的に解消された
訳ではないし、今は米軍に賃金を支給されている「覚醒委員会」がいつまでも
米軍の賃金を当てにできるわけでもなし、さりとて全員が正規のイラク治安部隊
として雇用されるわけでもなし、という訳で今後の火種は残ったままです。


我が国の首相も突然の辞任を表明したようですが、こちらでアルジャジ―ラ
英語版を見ていても繰り返し「国民生活を第一に考えて...」という挨拶部分が
繰り返し放送されています。

政治家はこれだから... イラクにせよ日本にせよ、国民生活を本当に大事に
考えている政治家がいないからこの事態になっているのだと、情けない限り。

そんな9月1日ですが、かく言うワタクシも仕事先が変わることになりました。

詳しくは関係者宛てにお送りした下記の「離任のごあいさつ」を参照ください。
とにもかくにも改めてよろしくお願いします。


* 離任のごあいさつ *

私こと、本年5月中旬よりヨルダンにてJBIC(国際協力銀行)外部専門家
としてイラクの保健分野とその他の国際機関・NGO等人道支援アクターの
動向とイラク国内の治安情勢・社会情勢の情報取りまとめに従事して参り
ましたが、このたび8月末日を持ちましてこの仕事より離れさせて頂くこと
になりました。

今回の業務は短い期間ではありましたが、昨年8月~本年1月までの
第一期に続いての2度目のJBICの業務で、この間、皆様には大変
お世話になりました。
この場を借りまして改めて厚くお礼を申し上げます。

今後についてですが、引き続きヨルダンに滞在の上、イラク支援に
関わることになりました。

9月1日より古巣への部分復帰となりますが、NGOのJVC(日本国際
ボランティアセンター)からの業務委託により、本部のイラク担当を
現地側でサポートするリエゾンオフィサーの仕事をさせていただくこと
になりました。

同団体では、以前、2003年より2006年末までの間、バグダッド
滞在の1年間を含めて3年半イラク事業の現地担当の仕事をして
おりましたので、約1年半ぶりのNGOとしての業務になります。

これまでとはまた違った形になりますが、引き続きのご指導、ご鞭撻
を頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

2008年8月31日 

原 文次郎


|

« 88年8月8日は? | トップページ | ライラ・アルカドル(2008年)と帰国と »

コメント

それでとりあえずは食っていけるんですか?
それならば良しですね。
人助けの前に、自分が余裕をもって生活できることが大事ですから。

投稿: wattan | 2008.09.16 11:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7472/42364810

この記事へのトラックバック一覧です: ラマダン月のはじまりに...:

« 88年8月8日は? | トップページ | ライラ・アルカドル(2008年)と帰国と »