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2004.09.07

破壊と再生と

9月6日

ロシア、北オセチア共和国の学校占拠事件は、
きょう時点で330名以上という犠牲者の数が
報じられており、その半数以上がこどもたち
であるという。
経緯が良くわからない点もあるが、犠牲者の
数の多さに慄然とし、心が痛む。

一方、ロシアの事件に目を奪われ、心を痛めて
いる間にも、イラクでも毎日の様に爆破事件が
起き、犠牲者が出ていることも忘れてはならない。
昨日はキルクークで警察の訓練所が襲われ、
きょうはファルージャで米軍の車列が爆破に
会っている。(米軍犠牲者7名、イラク人3名死亡)

電話がつながったバグダッドのS氏も、結構
能天気なところがあったりして、いつものことだ
とは言いつつも、きょうは、市内の目抜き通りの
ハイファ通りで撃ち合いがあったとか、グリーン
ゾーンを中心に4発の迫撃砲攻撃があった
(市内全体では8回の爆発音を聞いた)とか、
サドルシティで戦闘が続いているなどと伝えて来た。

ともすると、毎日の様に起きている事件には
だんだんと感覚が鈍くなって来てしまうのが怖い。
日本でもイラク関係のニュースへの関心が薄まって
いると聞く。

私自身、ここでは皆さんの関心を引くために
きょうのバグダッドの戦闘の話を紹介して
しまったが、関心を保ち続けるのが難しくなる
中で、戦いなどの悪い事件の報道だけが目立ち、
関心を引くというのもまた別の意味で問題だろう。

イラクでも戦争と破壊の報道だけでなく、
平和と再生の動きに心を留めて行きたい。

例えば、バグダッド国際空港に向かう道路は
攻撃にさらされ、道ばたではこういう風景も珍しくない。
(4月18日撮影、さかさまになっている輸送車の燃え殻)
biap_roadside.JPG

しかし、バグダッドはこういう風景だけではない。
戦争で壊された市内のシンドバッド子どもクラブ
(児童館)は昨年1年間、ほとんど修復が手付かず
だった。隣の音楽・バレエ学校も昨年10月の
新学期初日に暴徒に襲われ、焼き討ちに遭うなど
散々な目にあったが、それでも何とか少しずつ
今年になってから修復が進み始め、外壁にも
新しい絵が描かれる様になった。こういう再生の
動きにこそ目を向けて行きたい。
(4月7日撮影)
wall_paint.JPG


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