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2003.12.23

ドライバーのひと言は...

一昨日、事務所兼住宅を出てタクシーを拾い、アンマン市内を
中心部へ買い物に向かう途中のタクシー車内の会話。

私(はらぶん)「アッサラーム・アライクム」(こんにちは)
ドライバー「ワッアライクム・サラーム」(ようこそこんにちは)

ここまではアラビア語の普通のご挨拶。
そうして、私たち東洋系の人が乗ると、続いてドライバーに
良くたずねられるのが、私の国籍。
ドライバーさんは今回、「インドネーシィア?チャイナ?
ヤパーニー?」(インドネシア人?中国人?日本人?」
と来た。

すかさず「ヤパーニー」と答えるが、もうここまでの会話で
こちらもアラビア語が達者ではないことが薄々わかったのか、
ここから先は英語に切り替えて来た。

ドライバーの「ウェルカム・ジャパーン」(日本人ようこそ)も
ここ中東では良く聞かれること。
本当に日本人は中東ではとても評判が良い。
「トヨタ、ミツビシ、グッドカー」と言って日本を褒めてくれる
そのドライバーの運転する車もトヨタ車であったりする。

しかし、きょうの会話はそこまででは終わらなかった。
「日本人の宗教はナンだ? キリスト教?イスラームじゃないの?
へえ、仏教なの」と来る。宗教や信仰の話もここの人々には
生活に密着することがらで欠かせない。

そして、次に出た言葉はどきりとさせるものだった。
「ヨルダン人もアラブの人々は皆、日本人が大好き。
 でも、日本人がひとりでも、そう、全部でなくてもたったひとり
 でも、アラブのイスラームの人々を殺すようなことがあったら、
 そこでイスラームの人々は日本人を嫌いになるよ」

誓ってもいいですが、これは決して日本人として、私が誘導して
話をしてもらって出てきた言葉ではありません、
ドライバーの口から、彼の考えとして出てきたものなのです。

そう、今、日本の政府は自衛隊をここヨルダンの隣国のイラクに
送ろうとしています。そして、そこで、たったひとりでも、イラクの
人々を傷つけるようなことがあったら、その結果はドライバーの
ことばにある通りのことになるでしょう。

アラブの人々の日本人に対する絶大な信頼を踏みにじっては
ならないと思うのですが、それを知ってか知らずか、日本の
政府は事実上の軍隊をイラクに送ろうとしています。恐れを
知らないというか、怒りを通り越して悲しくなってしまいます。

人道復興支援という目的が名目だけの嘘であることは、
イラクの人々によって、軍隊がどのような格好で来るか、
実際にどのような仕事をするかで、ひと目で見破られて
しまうことでしょう。

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ヨルダンの国旗


子どもたちの写真は実は副産物なのでした。
最初に撮ろうとしていたのはこれ...
アンマンの町にはためく巨大なヨルダンの旗です。
これを撮ろうとしていたところが、下校途中の
元気な仲間たちにつかまって、写真をせがまれて
しまったのでした。

ヨルダンの首都、アンマンにて
j_flag.JPG


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ヨルダンの子どもたち

ヨルダンの子どもたちは元気いっぱいです。
寒空の中を下校途中のところをパチリ!
みんな十歳前後の子どもたちです。
本当は数枚で終わらせようと思っていたところが、
みんな写真が大好きで、全員を撮り終わらないと
なかなか終わらせてくれません。
お陰で時ならぬ大撮影会になってしまいました。

子どもたちでなくても大人も写真が好きなのが
ヨルダンやイラクの人々。
大人にも子どもに帰ったみたいに喜んで
「スーラ、スーラ」とせがまれます。
(スーラ=アラビア語で”写真”)

でも、きょうの公開は子どもたちの写真だけ。
(背景がトンでしまったのはカメラの調子が今ひとつ
のためです。ご勘弁を。)

大人の写真は次回以降をお楽しみに。
(変な想像はしないで下さい...。)

<写真は12月11日、アンマンにて撮影>

little_kids_j.JPG


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つれづれなるままに...新装開店

お越しのみなさまへ

「つれづれなるままに、日暮らし机に向かいひて
 心に移り行くよしなし事をそこはかとなく書きつくれば...」
というのは『徒然草』の書き出しの部分ですが、
気ぜわしい現代の徒然草は、こういう気のままの文章書きの
余裕がないのが残念なところです。
競い合い、勝ち上がることを一番の価値としないで、平和で
心豊かな生活を送る...。これがヒトにも地球にも優しい
生活のあり方なのですが。

さて、現実の舞台は日本を脱出して突然中東に移り、ここから
始まります。
これは、このつれづれなるお話しの書き手である私が今現在
居るところが中東である。単にそれだけの理由です。しかし、
私もだてにここに居るわけではございません。
日本では中東は紛争の国と言うイメージが多いのではないで
しょうか。
確かに私もその紛争のもたらした結果をこの目で見て、調査し、
必要な支援の手を差し伸べる、たまたまそういう仕事をする
立場にあります。そういう訳なのですが、私はもっとこの地域の
豊かな文化と長く育まれた歴史に注目したいし、また暖かく、
親しみやすく、またふと人懐かしく思わせる人々の姿もより多く
紹介したいと思います。

そういう訳で、やけにのんびりとした書きはじめになってしまい
ましたが、私の見聞を中心に、中東、特に今、私が主に関わって
いるイラクとヨルダンの人々の様子、社会の様子を折にふれて
ご紹介して行ければと思っています。

よろしくお付き合いください。

原 文次郎

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